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サカキ(榊)の手入れや剪定

サカキ(榊)とは

  1. 比較的温暖な気候を好む常緑性の高木です。枝は神事に用いる「玉串」として古くから利用されており、そういう点では日本人に馴染みの深い樹木のひとつではないかと思います。
  2. 葉は長さ10cmくらいの卵形でやや厚みがあり縁はぎざぎざがなくなめらか、色は深い緑色で表面にはツヤがあります。
  3. 初夏になると白い小さな花を咲かせて、秋になると果実が黒紫色に熟します。
  4. サカキの語源は「常に葉が緑で栄える」が転じて成ったと言われていますが、他にも諸説がありはっきりとはわからないようです。漢字では「木+神」で「榊」と書きますが、これはそのままで「神事に使う木」と言う意味です。
榊の花
榊の葉
榊の樹形

種類

  1. 葉に白い斑のはいるフクリンサカキなどが知られています。また、サカキの代用として神事に用いられることもあるヒサカキはサカキとは異なります(サカキ:ツバキ科サカキ属 ヒサカキ:ツバキ科ヒサカキ属)。
  2. ヒサカキは葉が密につき芽吹きがよく、刈り込みにも耐えるので利用用途が広く、生垣や様々な形に仕立てて庭木に利用したりと、庭木ではこちらのほうをサカキの名前で扱うこともあります。

栽培環境

半日陰の場所を好みます。耐陰性に優れているので日当たりにはあまり気を遣う必要ありません。逆に日射しが強く当たる場所は乾燥しやすいので避けます(土壌が湿潤なら問題ないです)。また、強い風の当たる場所は嫌います。

肥料

冬に油かすと鶏糞を混ぜたものを与えます。腐植質に富んだ肥沃な土壌を好むので堆肥や腐葉土に少量の化成肥料を混ぜたものを与えても良いでしょう。

病気と害虫

カイガラムシとその排泄物からすす病が発生します。
カイガラムシを駆除することですす病も予防できるので、見つけ次第ブラシなどでこすり落とすか薬剤を散布します。

カイガラムシ
すす病

植え付け

植え付けは5月が適期です。耐寒性はありますが、十分に暖かくなってからの方が安全です。根は浅い位置に広く張るので植え付け後はしっかりと支柱を立てて根本がぐらぐらしないよう固定します。
湿潤で腐葉土などの有機質がたっぷり入った肥沃な土壌好み、乾燥を嫌います。

剪定

  1. 枝がさほど密生せずほどよくまとまるので刈り込まずになかば放任(間延びしたバランスの悪い枝を切る程度)で育てて自然樹形を楽しむことができます。
  2. 芽吹く力が強いので刈り込んである程度形を作ることができます。すでに目的の形に仕立てたものは樹形の輪郭に沿って飛び出た枝を刈り込んで樹形を保ちます。
  3. 基本の刈り込みや不要な枝を切って整理する作業は3月中下旬か11月頃に行いますが、仕立てた樹形を保つための刈り込みは7月~8月と11月に行います。

宮原福樹園より

家に神棚があり、サカキを供える習慣があれば家の裏あたりに植えておくと何かと便利ですよ。神聖な木でお庭に植えるものではないと言われる事もありますが、迷信ですので、気になさらなくても良いかと思います。

販売、植込み、剪定、消毒も行いますので、お気軽にご相談下さい。

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